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この物語はフィクションです19

4月18日


くそっ、煙草が増える。
私にはひとつ、気になることがあった。
いま私がやっていることについて。
ああ、まるでドラマのようだ。

残念ながら、すべて疑いようもない事実なのだが・・・

私は企業家団体の若者であるH氏と、密かに手を組んだ。


その第一の目的は、現在の会合の参加者を効果的に代替えさせること。
第二に、そのような会合でよくみられるような軋轢を抱えない、
もっと強固な実力者同士のつながりを作り出すこと。

私が周囲に自分の意見を浸透させるかたわら、
H氏は情報収集をし、水面下で人材を集める。
まず我々ふたりで目星をつける人物を吟味し、
実際には私が声をかけることになるだろう。
H氏は所属している団体の立場上、表沙汰になるようなことができないのだ。
その代わりというわけでもないが、
他所で何が起きているか、彼は仕事上直接見て聞いて知ることができる。
はっきり言って、これ以上有力な情報はない。

やるべきことはたくさんある。
今はひとり目の人材に声をかけるタイミングをはかっているところだが。
急ぐことといえば、情報収集ぐらいのもの。
着実にやっていけば良い、それだけのことだ。


ただ、気になるのは・・・

私が今後、どうなっていくのか。

私は目立つのが嫌いだ。
人の上に立つのも嫌いだ。
私に出来ることだとしても、それこそ出来る限り回避してきた。
しかし今後活発に活動していくようになれば、
私は表沙汰の人になってしまう。
なにせ、人を集めるのだから・・・

いや、どう考えてもそれはまずい。
有能な人を探して、早々にバトンタッチしてしまったほうがいい。

だって・・・・・色々と面倒だろう!?

「私が前面に出たら、代替えで後から来る若手も困るでしょう?」
「・・・いや、別にそんなことはないと思いますが」
「私は2×歳ですよ? あなたよりもずっと若い・・・」
「だからなんですか」
「別に、こんな若造がやらなくてもいいじゃないですか・・・人の上に立つなんて」
「それで、あなたは出来ないと思うんですか?」
「それは・・・・」
「どうなんです・・・?」

「Hさん、あなた・・・私が適任だと仰るんですか」
「ええ、私はそう思います」
「やめてくださいよ・・・・・・・」


・・・胃が痛い。

とりあえず、あの会話は忘れよう。
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