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L-H集合論3b

「“諦め”ねぇ・・・」

『そうだよ』

「そうとも言えるかもしれないけど、生きていくにはこうするしかないのよ」

『ふむ、じゃあそういう嫌な人って、本当はどうしたらいいんだと思う?』

「そんなの簡単よ、嫌なことしなければいいんだから」

『へー、じゃあさ、その人が嫌なことしなくなったら、どう?』

「どうって・・・別にどうとも」

『別にどうでもいい?』

「そりゃあ、その人のことは気にならなくなるでしょう」

『へー、そうなのか』

「だけど、嫌な人がひとりいなくなったところで・・・」

『ほう、“いなくなる”・・・』

「・・・いい? 嫌な人は他にもいるし、嫌なことはなくなったりしないものなのよ」

『じゃあ仮に、嫌な人が全員嫌なことしなくなって、嫌なことが起こらなくなったらどう?』

「気にならなくなって、そりゃあもうせいせいするわよ」

『せいせいするって、どんな感じ?』

「せいせい・・・っていうと、気楽にしていられるってことかしら」

『気が楽に?』

「嫌なことがない、っていうのは、落ち着いて暮らせるってことでしょう」

『嫌な人や嫌なことが、“いなく”なって?』

「そうよ、アンタにもきっと分かる日が来るでしょう」

『そうか、つまり・・・嫌いなことがなくなれば、落ち着いて暮らせる』

「もちろんそうよ」

『落ち着いて暮らせるってのは、好きなものに囲まれて暮らすっていうのと同じだったりする?』

「同じに決まってるじゃない、嫌いなものを無くしたら、好きなものしか残らないでしょう」

『本当に?』

「やあねぇ、当たり前でしょう?」

『うーん・・・それはね、違うと思うよ』

「なによ、子供のくせに」

『嫌いなものをただ無くしたら、どうでもいいものに囲まれるだけさ』
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