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私は「本物」がいいんですよ。
靴なんて合成皮革だし、服だって半端な安物だし、
偽物っぽいものばっかり身に着けてます。
例外もなくはないんですが・・・
だけど、とにかく、中身まで偽物の人間に成るのだけは嫌で。
なぜそこまでして人間に成ることに拘るのか、自分でもよくわかりませんが。

(´o`)y-~

「マイスター」って言葉に、ものすごくコンプレックスを感じていたことがあります。
自分がその言葉を発するたびに、口から一緒に劣等感の塊が出てくるんです。
そんな「本物」の代名詞みたいな肩書きに比べたら自分は偽物で、何の権威もない。
何をやってもハクがつかない、ついた気がしない。
でも実際の自分の肩書きは、その権威で裏づけされる「べき」もので。
そのときはそう思っていて。
ついつい、伝統や権威や他人のハクに頼ってしまおうか、なんて思ったりもしました。

(´Д`)y-~

でも、知れば知るほど、現実はもっと違っていたんです。
私が思う「本物」のマイスターなんて、いくら探してもいなかった。
嘘ばっかり、方便ばっかり。
ハクや権威や伝統の後ろ盾があったって、それは中身とは違っていたんです。
嘘や方便を使いこなすのがマイスターなのだと言わんばかりの人までいた。
テレビに出たり、雑誌に出たり、ハクがついてて、権威があって、資格があって、伝統があって。
私が求めていたものは、探せば探すほど、掃いて捨てるほどあって。
でも、そのどれもが、私の「本物」とは違いました。
嘘ばっかりで、嘘吐いて、知らないうちに吐かれて、そんなもんばっかりで。
本当は、「本物」なんて探したってどこにも無いんじゃないかとさえ思いました。

(´O`)y-~

気がついたら、目の前にまっさらな石版があったんですよ。
いや、たとえ話なんですけど。
なんにも書いてないまっさらな石版と、ノミと鎚があったんですよ。
本当ならば、その一つ一つは自分で探したり見つけたり、
それ自体創ったりすべきかもしれないんですが。
本当にどん詰まりで、目の前を見たら運良くすべてが揃っていたんですよ。
全くもって、運だけ、だけなんですけど。
でもその石版は、みすぼらしくて、埃をかぶっていて、大理石なんかとは似ても似つかなくて。
誰一人見向きもしませんでした。
でも、ふと、そこに書くべきものがあるような気がしてきたんです。

(´д`)y-~

私はその石版に、自分の「本物」を刻むことにしました。
どうしても偽物は嫌だったんですよ。
そんなものに成りたくないし、成るわけにもいかないし。
どこにもなくて、創る自信も何もなかったんですけど。
だからなんのアテもなくて、よく人とケンカしました。
失敗だらけだし、やっぱり無理なんだろうか、とか、
実際気持ちの上で諦めたことなら何度かありました。
そうしているうちに、自分が独りな気がしてきました。
自分を敗北した負け犬のように感じることもありました。
だけど、やらなければ、やらない自分が存在するのは死ぬほど嫌だったんですよ。

(´o`)y-~

私はしばらく、そんななんかをやってました。
運だけでやってるようで、嫌になったりもしたんですけど。
結構長かったような、短かったような・・・よくわかりません。
とりあえず、ずっと独りでなんかやってたような気がしてました。
でもやっと気がつきました。
見られてたんですね、それ。
見ている人がいた。
遠くの友人じゃなくて、近くの人が。
私は、知らなかった。

急に、独りでやってたんじゃないような気がしてきました。
そんなことはありえないような気がしてきました。
私が「本物」に成りたくてそれをやっていたことが、知られているかどうかもわからないんですが。
気がついたら、私を「マイスター」と呼ぶ人がいました。
独りでやっている気になっていた自分が恥ずかしくなりました。
運だけでやってこれたものでもないなと思えてきました。
ちょっとだけ、自分に自信がつきました。


幸運って、もしかするとそういうものなんでしょうかね。
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