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授業奮闘記 社会:地理

私の生徒の学校は、ちょっと特殊なカリキュラムを組んでいます。
普通の公立中学なんですけど、生徒が比較的少ない分、新しい試みを実践しやすいようです。

で、その新しい試みなんですが
章テストを頻繁に行うことで、生徒の自主学習時間を増やそう、というもので。
成績に関わるテストを、多め・不定期に行えば、生徒も自宅で学習せざるを得ないだろう、と。

それが実際どうなったかというと

テストが不定期 ⇒ 教諭にはテスト実施の回数的ノルマが課されない

ことから、いつもテストは先生が都合のいいときに行うようになり、最終的には
章テストのはずが、一般的に行われる定期テストよりはるかに広範囲になってしまったり、
実施が頻繁で範囲が狭くなり、生徒はテストがある日だけ少し勉強するようになってしまいました。


これって、人災ですよね。
このことでは、生徒に何ら非はないですから。


以前、地理のテストが久方ぶりかつ突然実施されたことがありまして。
あまりにもテスト範囲が広いので、予定を変更して2日連続で授業を行ったりしましたが、
基本的なことを復習するだけでも、完遂するにはいたりませんでした。
そのとき気がついたんですけど、このせいで暗記科目が悲惨な状態になってるんですね。
時間にも限りがありますから、なんとか密度の濃い授業をするための工夫をしなければなりません。

それ以来、地理の授業はこんな感じでやるようになりました。


<授業概要> 地理:北アメリカ (一部)

○ カリフォルニア半島付近・・・地中海性気候
⇒ この気候は他にどこにあったか・共通する農業は何か (ヨーロッパ・オーストラリア・チリなど)
  最近のワイン事情(スーパーに行って確かめてくること)

                  ・・・精密機械産業
⇒ これが発展するための条件を挙げる (日本での状況と比べて共通点を探す)

○ メキシコ湾岸付近    ・・・メキシコ湾岸油田
⇒ 他に油田の多い地域はどこにあったか (産油量の多い国・輸出量)
  石油化学が盛んな都市は、産出地からみてどのようなところにあるか (他の国の例と見比べる)

                 ・・・ミシシッピ川
⇒ 世界でも有数の長い川・流域面積の広い川best3を挙げる
  川によって出来る地形はどのようなものだったか(河岸段丘・三角州など)、その実例をみる


ざっと書いただけだとこんな感じですが、実際に目で見える方が生徒はお好みのようなので、
たまたま地元にあった河岸段丘を教えたり、地図帳をフル活用するなどして、
内容が濃いことによるストレスが軽減されるよう、かなり気をつかいました。
生徒は楽しんでくれたようで、とても嬉しいです。

で、要するにこの授業、リンクをたくさん貼ったというだけのものです。
ただし、一方的なのではなく相互リンクを貼るところがポイントでして、
後々リンク先を学習したとき、口頭質問するだけである程度の復習ができるようになります。

これがなかなか上手くいったんですねぇ。
イメージで項目同士をうまく結びつけることができたので、
以前やったことを全く思い出さないしさっぱりわからない、なんてことがほとんどなくなりました。

まぁ、学習の仕方とは言っても生徒が頑張ったからなわけですが。
いつか生徒に面と向かってお礼が言えたらな、と思っていたりします。
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コメント

もし受験生が見てるなら(高校でも大学でも)
これは参考にしておくべきだろうなあ、と思う。
もしまだ試したことがないなら、ぜひ。

ちなみに工夫次第で社会以外でも有効だ、
というのが俺の私見

そうそう、工夫次第なんだよね~。
本気で面白くしようと思えば、けっこういろんなことができたりするのよ。


ただ、生徒の学校の先生がこんな工夫をほとんどしてくれていないのが悲しい。
中学生ってさ、一日のほとんどを学校で授業をして過ごしてるでしょ。
なのにさ、生徒がそれをつまらなそうにしてても
全然気にしてくれないんだよ。
しかもさ、中学生ってほんとうに周囲の環境に忠実な反応を示すんだね。
先生方の姿勢なんて生徒たちにはバレバレなわけさ。

ちくしょう!

って言いたくなるけど、
今は仕方ないから、自分の生徒だけでも何とかできればそれでいいか
って思うようにしてる。
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