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行者にんにくのススメ ― 採取編

お待たせしました、山菜記事です。


色々考えたんですが、
長くなりそうなので「採取編」と「調理編」に分けて書くことにしました。
採取編では、山菜の採り方資源の保護方法について、
調理編では、調理方法・食材としての保存法などを、
ウンチクも少々交えて、知っている範囲で書いていこうかなと思っております。


今日は、行者にんにくを採ってきました。


これは・・・・・・


木の根元にいっぱいありますね、単子葉類なたたずまいのやつが。
こちらの田舎だと、アイヌネギの呼称の方がスタンダードだったりしますが・・・・。
しかしこの画像、よくわかりませんね。ははは。


枯れ草をよけてみましょう。


たしかに


見えますか?


茎の根元の方に、赤紫色の膜がかかってますね。
この赤紫色の膜と、独特のニラのような強い臭いが行者にんにくの特徴です。
顔を近づけるとニラっぽい臭いがするので、すぐにわかると思います。


で、採取方法ですが。


ごめんね


この山菜の醍醐味は、葉ではなく茎です。


葉もなんともいえない歯ごたえで、もちろん楽しみがいがあるんですが、
食欲をそそる匂いに加えて茎がそなえた甘み・ジューシーなとろみなどは、
はっきり言ってこの山菜の一番の目玉だと思います。
だから、なるべく根元の方からナイフやハサミなどで採取するんですが、
とにかく根元から採ればなんでもいい、というわけではないです。
保護の観点から言っても、わたくしの個人的な好みから言っても、
根を傷つけるのは良くないです。


こちらをご覧ください。


このような感じ



切った根元をよく見てください。


先ほどの赤紫色の膜、見えますね。
根元に近づくほど、鮮やかな赤に変わっていきます。
その下に、白茶けて枯れたような膜が覆いかぶさっているのが見えますでしょうか?
触ると、繊維質でぽやぽやした感じの物体です。
で、この白茶けたやつを剥ぐと中は白い茎になっていて、ここが一番甘いところ。
ただしこの少し下は、この白茶けた膜と茎が癒着していて、直接根が生えています。
欲張りすぎると、根を傷つけますよ。


実際に行者にんにくの根元をよく観察するとおわかりになるかと思いますが、
慣れない人にとっては、結構シビアかもしれません。
たまにですが、素人っぽい方が採って来た行者にんにくの中に、
茎が短すぎてもったいない採り方をされたものや、
根元に半ば木化したような部分や根の残骸がついているものを見かけたりします。
こいつぁいけませんね。
せっかくの山の恵みですし、丁寧にいただきたいものです。


それと、行者にんにくの保護について。


声を大にして言いますよ。
よく聞いてください。


行者にんにくは、


乱獲するとすぐに減少します!



行者にんにくは、生育にものすごい養分を必要とする山菜です。
花壇に移植したら隣に植えてあった花が枯れた、という話さえ聞くツワモノです。
野山に自生しているものを採る際は、そのことをよく考えてください。
つまり採るばかりでは、行者にんにくの株が痩せるばかりか、土地も痩せるということですよ。
野山の土に含まれる養分は、何十年もの時間をかけて蓄積されたものです。
いくら採っても豊富にわいて出るというものではないです。
ですから野生の行者にんにくを採るときは・・・・・


1 : 全部採ったら駄目!!


2 : 細い・小さいのは残す!!!


3 : 毎年同じ株から採らない!!!!



たくさん食べたい場合、移植して栽培することをおすすめします。
野生の株から苗をいただく際は、大きい苗を採る必要はありません。
3~4本の芽が出ているぐらいの大きさで十分です。
花壇や畑で、スペースを心持ち広めに用意し、せっせと腐葉土や堆肥をやると、
2~3年経った頃には見違えて大きい株になります。
どうも植生をみていると、腐葉土を多く含んだ黒土が適しているようです。
実際に行者にんにくの栽培を試みている方もおられますので、
そちらも参考になさるといいかと思います。

そしてこちらもどうぞ。

山菜採りの心得1・・・概説です
山菜採りの心得2・・・北海道の田舎の文化的バックグラウンド
山菜採りの心得3・・・山菜採りの社会的マナー


以上、食いしん坊万歳でした。
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コメント

行者にんにく

行者にんにくは養分をかなり必要とするんですねー!
Vestaさんの山菜の知識には感服致します。
それと北海道の山野草の写真も興味深々です!
是非、チャレンジして下さい!

みのさんこんにちは。
行者にんにくのことはですね、実はわたくし個人的に怨念めいたものがあるんですよ。(笑
むかし祖父が、庭の片隅に行者にんにくを移植して大事にとっておいていたことがありまして。
栽培法や採取法やいろいろなウンチクも、「祖父によくくっついているちっこい金魚のフン」だったその時分に覚えたことなんですけれども。
で、いま祖父はいないんですが、いなくなってからその「祖父がとっておいた行者にんにく」が誰ともわからない他所者に根こそぎ採られて、もう生えなくなってしまったんですね。
これは正直辛かったです。(苦笑
実は写真の場所も、元は祖父が庭園にしていた場所なんですけど。

わたくしの住む町内(たしか東京都とほぼ同じ広さです)の他の場所でも、行者にんにくは人気の山菜ということもあって、もう生えなくなってしまった場所がある、という話を少なからず聞いたりします。
それでつい長々と記事を書いてしまったわけです。
熱くなってしまいました。(苦笑

山野草のことですが、こちらは今ぐらいからがほんとに綺麗な時期なんですよ。
小さな花でも、よく見るとうっとりするような色で、見とれてしまいます。
がんばって、撮ってみましょうか。
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